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雑記、フォーム返信
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木曜の夜、愛犬が虹の橋を渡って行ってしまいました。
今日家族でお見送りしてきました。あとひと月と数日で19歳でした。

食欲旺盛で、よろよろとですが庭を自分のペースで歩いたりしていて
まだもう少しと思っていたけれど、数日前から体調を崩したままでいました。
その夜は様子がおかしくて、離れて住む家族にもう駄目かもしれないと電話かけて
その間にも急速に弱っていくのにお願い、もう少しだけ待ってと泣いて頼んだけど
あの子はちょっとせっかちで。
誰も家にいられないという時間があったから、家にいる時、傍についていた時に
看取ることができてよかったけれど、正直ものすごくつらかったです。

世の中にはこんなお別れをした人がきっとたくさんいるだろうってことに気持ちが
キュウっとして、あと何回、命が去って行くのを見送ったら自分の番がくるのかと
思い。
でもそれは自分を見送る人も思うことだろうと当たり前のことを考えて。
こんなに悲しくて涙がとまらないのに、庭に出て名前を呼んだら建物の影から
ひょっこりと姿を見せてくれる気がしていて。
めちゃくちゃな話ですけど、気持ちは矛盾してないんです。
今朝も夜鳴きの時にする、甲高い鳴き声が聞こえた気がして4時間しか寝てないのに
パチッと目が覚めました。
しばらくはきっと、こんなことがあるのだろうという気がしています。
むかーしの歌で、セーラー服と機関銃という歌があり、

さよならは別れの言葉じゃなくて、ふたたび会うための遠い約束……

と始まって続いていきます。
犬の輪廻が人よりも早いことを祈って、今度は犬じゃないかもしれないけれど
ありがとう、また会う日までさようならと、なんとか気持ちを振り絞って
お別れをしました。
さようならは《そうせねばならぬから》が短くなったものという俗説があり、
しかしそれは誤解であるという記事も読んだことがありますが、真偽は存じません。
けれど言霊というものがあり、その言葉に宿る気持ちとしてそう遠くはないだろうと
私は思っています。
もうしばらくお時間をいただいて、次は春らしい話でもできたらと。
お話も続きを書きたいです。

どうかお元気で、今日はさようなら。

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